ABC分析とは何か?

「ABC」とは「アクティビティ・ベースド・コスティング(Activity Based Costing=活動基準原価計算)」の略で、 一言で説明するならば「提供する商品やサービスの原価を『活動ごとのコスト』として把握する」ことです。 この手法の最大のメリットは、所在を明確化しやすい直接費に比べ、所在が不明確なため全社的(もしくは全部門的) にしか管理しにくい存在であった間接費を、より的確に管理できるようになる、という点にあります。つまり、 間接コストを「一律にとらえる」のではなく「活動単位ごとに細分化してとらえる」事で、結果的にどれだけのコストが 削減可能なのかがはっきりとし、「何の活動を」「どう効率化したら」もっとも企業価値を高められるか、ということへ つなげていくことが可能となるのです。