ABCを使った経営分析を行う時の着眼点は以下の通りです。
- 企業・部門としての「競争力源泉は何か」を探ること。
- 「その人がやるべき活動か、違う人で出来ないか」を判断すること。又、時間は削減できないか、その回数で十分か、ロット化はできないか等の判断も行うこと。
- 「付加価値を生み出す活動かどうか」の判断を行うこと。(サービス・活動ごとに付加価値を分類。付加価値のない活動を減らし、付加価値活動を増やす。顧客別メリハリをつける。)
- 「現場でやるべきこと」と「そうでなくとも良いこと(即ちアウトソーシングすべき業務)」との切り分けを行うこと。
- 社員の給与と技能との関係を活動単位毎に明確化すること。 能力主義の給与体系に連動。
- サービスの量とABCの関係を明確化すること。(サービスの供給量に応じた公平な価格制度の導入。)
- サービス量に応じた活動量から必要な理論的人員数を算出し、人的配備の最適化を図ること。
- 顧客・製品別分類を図り、継続すべきかどうか意思決定を行うこと。